pp.7-11
書き下ろしプロローグ
p.13
WEB:見た目年齢相応以上に肥え、
文庫:見た目年齢相応以上に肥えていた。
p.14
WEB:そこから先は水平線まで
文庫:その先は水平線まで
p.24
WEB:事故ちゃった人の縁者の皆さんが
文庫:事故っちゃった人の縁者の皆さんが
p.27
WEB:相手は音に聞こえた「クラムベリーの子供達」であり、「魔王塾」にも通っていたという。
文庫:相手は殺し合いを経験している「クラムベリーの子供達」であり、荒くれ魔法少女の集い「魔王塾」にも通っていたという。
p.32
WEB:かげながら尊敬していた
文庫:かげながら尊敬されていた
p.44
WEB:明るい職場です
文庫:明るくアットホームな職場です
p.48
WEB:魔法使いが遺産相続にいくため
文庫:魔法使いが遺産相続の場に行くため
p.61
WEB:お客様の訪いよりも早く片付けなければならないはずなのに、既にお客様は何組か到着しているらしいのだ。来訪したお客様を直接目にしたわけではないが、
文庫:お客様の訪いよりも早く片付けなければならないはずなのに、明日になればお客様が来てしまう。
※当日から前日に変更。日時関連の変更は以降にも影響。
p.61
WEB:島の端から端まで距離にして約十キロ
文庫:歩いても歩いても島の端から端まで辿り着かず
p.73
WEB:小半らを一息で飲み干し
文庫:小半を一息で飲み
pp.73-74
WEB:「常日頃から魔法に頼り切るというのはいかがなものかと私も思う」
「でしょう」
文庫:「常日頃から魔法に頼り切るというのはいかがなものかと私も思う」
「でしょう」
「とはいえ、それを認めることは難しい」
「ええー、そうかなあ、そんなことないと思うけどなあ」
p.74
WEB:「しかし……君は一つ勘違いしているね」
文庫:「君は一つ勘違いしているね」
p.74
WEB:魔法使いがもうじきこの島に押しかけてくる。いや、何組かはもう来ている。
文庫:魔法使いがもうじきこの島に押しかけてくる。
p.75
WEB:「すいませんでした……魔法少女でいいです……」
文庫:「すいませんでした……魔法少女でいいです……」
「随分と不満そうだが」
「いえ、別にそんなことは……ありますけど」
「あるのか」
「あるけど、まあ、我慢します」
p.75
WEB:「え? あれ? そ、そうです……か?」
文庫:「え? あれ? そ、そうです……かね?」
p.77
WEB:気難しい人ばっかりなんでしょう?」
文庫:気難しい人ばっかりなんでしょう?」
「ならば訊くがね。そういう気難しい方々の前にあれを出せというのかね」
「いや、それは、ちょっと、ううん」
p.77
WEB:メリーのようなぎこちなさがない
文庫:メリーのようなぎこちなさはない
p.82
WEB:恐らくは実験かなにかに使うためか。
文庫:恐らくは実験かなにかに使う用途で植えられているのか。
p.86
WEB:父の同門の兄弟子だ
文庫:父がごく短い期間師事していただけだ
p.86
WEB:「食べると元気が出る」
文庫:「食べると元気が出る」
「そりゃ食べ物を食べれば元気が出るかもしれないけど」
「生き物の基本」
「でも魔法少女って食べなくてもいいはずじゃ」
「生き物の基本を忘れてはならない」
p.89
WEB:弟弟子の娘
文庫:にわか弟子の娘
p.98
WEB:あっしのご主人さんが
文庫:あたしのご主人さんが
p.134
WEB:階級が上にいけばいくほど
文庫:魔法使いは階級が上にいけばいくほど
p.136
WEB:右側に立って
文庫:イオールの右側に立って
p.137
6行目から14行目にて、マーガリートから見たマイヤ強者評の書き下ろし描写。
p.139
WEB:マイヤとは魔王塾主催のイベントで
文庫:マイヤとは「魔王塾」主催の格闘大会<イベント>で
pp.139-146
WEB:どちらかが動けなくなるまで戦ったという経験はない。が、彼女の持つ魔法の鋼鉄ステッキが数多の魔王塾塾生の血を吸っているということはマーガリートも知っていた。そして実力が衰えている、ということはなさそうだった。こうして二人きりで相対していると思わず剣に手が伸びかける、大体にしてマイヤの殺気が悪い。
文庫:上記WEB版の地の文と差し替わる形でp.139 8行目からp.146 1行目にかけてマイヤ書き下ろし戦闘シーン、アンナマリーのビジュアル、魔法、戦闘スタイル等の描写。
p.147
WEB:お前の主を立ててやらなくもない」
文庫:お前の主を立ててやらなくもない」
イベントの場では、狩り以外なにも知らない野性の獣のようだった。今は困り事を多く抱えた社会人に見える。時間が彼女を変えたのか、それともオンとオフで顔を使い分けているのか。マーガリートは頷き、先を続けるよう促した。
p.154
WEB:そんなことよりなんでメリーまで来たの
文庫:そんなことよりなんでメリーちゃんまで来たの
p.165
WEB:オートメーションを使用しての加工に等しく
文庫:オートメーションの加工に等しく
p.166
WEB:陽の光に目を眇める。この日差し──もう夕方か。
文庫:陽の光に目を眇める。
p.166
WEB:ここまで至れば根源的喜びに根差した創作活動と称してしかるべきだ。
文庫:ここまで至れば最早芸術である。
p.170
WEB:手を振って走ってくる。
文庫:抱えていた木箱を乱暴に投げ置いた。驚きの表情で、弾かれたようにこちらへ駆けてくる。
p.171
WEB:なんでわかるんですか?」
文庫:なんでわかるんですか?」
「それはだね」
p.172
WEB:「当て推量だ」
「ははあ」
文庫:「当て推量だ」
「ははあ」
「こういうのは初見の印象が一番頼りになるんだよ」
「そういうもんですか」
「まあね。誰かを雇うということは人物を見る目が必要になるからね」
「なるほど」
pp.173-174
WEB:「魔法使いの皆さんが倒れちゃって、魔法少女の皆さんの変身が解けちゃって」
ひょっとしてシェパーズパイの体調不良も原因はそれだろうか。病気か、ガスか、それとも別の原因があるのか。本館のシステムについてはそれなりに覚えてきたが、島の全てに関して完璧に熟知しているとは言い難い。
文庫:「昨晩なんですけど、魔法使いの皆さんが倒れちゃって、魔法少女の皆さんの変身が解けちゃって」
いわれてみれば陽光が東から差している。これは朝日だ。寝込むにしても時間が長過ぎる。魔法使いが倒れたということに関係しているのか。本館のシステムについてはそれなりに覚えてきたが、島の全てに関して完璧に熟知しているとは言い難い。
「それは大変じゃないか」
「だから大変なんですってば」
「いったいどういうことなんだ」
p.178
WEB:おひるごはんの時間はさっき終わったのに
文庫:朝ごはんの時間はさっき終わったのに
p.178
WEB:「他の人はおひるごはんだけで事足りてるじゃないですか」
文庫:「他の人は晩ごはんと朝ごはんで事足りてるじゃないですか」
p.181
WEB:とにかく腹に詰め込んだ。
文庫:とにかく腹に詰め込んだ。
右往左往しながら時間ばかり経過し、暗い中出歩くわけにもいかずとりあえず休息をとなったものの、朝になったからといって物事が解決したりはせず、魔法使い達は昏々と眠ったままだった。そしてテプセケメイも戻ってきてはいない。
p.181
WEB:ネフィーリア、らぶみー恋々、られ子の四人は、火かき棒、鉈、スコップ、バールでそれぞれ武装し、門を目指して外に出た。
文庫:ネフィーリア、らぶみー恋々、られ子、マイヤの四人は、火かき棒、鉈、スコップ、バールでそれぞれ武装し、朝早くから門を目指して外に出た。
p.183
WEB:「呼んでいます」
文庫:「呼んでいます」
「えっ……ああ」
p.186
WEB:マナの荷物は黒いボストンバッグにダークグレーのスーツケースと少女らしさはないが
文庫:マナの荷物は黒いボストンバッグにミルクホワイトのスーツケースと少女らしさはないが
p.189
WEB:七夜小鳥は変身が解除された時と同じように
文庫:七谷小鳥は変身が解除された時と同じように
p.192
WEB:「設定はどうします?」
文庫:「どんなパラメーターを見る設定にします?」
p.195
WEB:陽の光は刺すように強い。
文庫:陽の光は徐々に強さを増してきている。
p.198
WEB:「ねえ、LINE教えて」
「えっ」
文庫:「ねえ、LINE教えて」
「えっ」
「魔法少女用のSNSを使ってるとか? Magitter? Mine? それともLightningramだったり? そっちでもいいよ」
「そういうことでは」
p.199
WEB:静かに首を横に振った。
文庫:言葉もなく首を横に振った。
p.202
WEB:こちらを皆殺しにできる相手が正気ではない
文庫:こちらを皆殺しにできる相手の気が違っている
p.203
WEB:ふわふわと近付いてくる
文庫:ふわふわと近付いくる
p.203
WEB:ぎゅうぎゅうに詰めてある灰色の物体を
文庫:ぎゅうぎゅうに詰めてある灰色の果実を
p.210
WEB:マイヤが使う鋼鉄ステッキだった。
身をかがめ、岩に手を置き、周囲を窺った。気配は無い。罠の痕跡は? それも無い。
文庫:マイヤが使う鋼鉄ステッキだった。
p.210
WEB:マーガリートは死体に剣先をかけ
文庫:マーガリートは死体に手をかけ
p.211
WEB:剣でステッキを弾いて拾い上げ
文庫:ステッキを拾って
p.213
WEB:数時間前に発生した一連の
文庫:昨日午後発生した一連の
p.215
WEB:面倒な造り
文庫:面倒な作り
pp.223-227
書き下ろしクランテイル視点
p.234
WEB:辿り着くことは未だもってできていない。
文庫:辿り着くことは今もってできていない。
p.250
WEB:頷いていてたアグリ
文庫:頷いていたアグリ
pp.257-261
書き下ろしられ子視点
p.273
WEB:引っ込んでろとという言葉
文庫:引っ込んでろという言葉
p.298
WEB:爬虫類くらいにいは
文庫:爬虫類くらいには
p.306
WEB:どこにいるかも殺人鬼を
文庫:どこにいるかもわからない殺人鬼を
p.307
WEB:お願いするという細やかさは抜け落ちた。
文庫:お願いするという気配りは抜け落ちた。
p.312
WEB:訓練された動きではなかった。というより蹴りと呼べるものではなかった。
文庫:蹴りと呼べるものではなかった。
p.315
WEB:三回転から
文庫:三回転してから
p.329
WEB:マーガリートと残るなら
文庫:マーガリートとその場に残るのを比べれば
p.329
WEB:落着いた。
文庫:落ち着いた。
p.334
WEB:ここへ来た時比べると
文庫:ここへ来た時と比べると
p.360
WEB:動くことができない。
文庫:動けない。
p.373
WEB:魔法使いでも魔法少女もない
文庫:魔法使いでも魔法少女でもない
pp.374-376
書き下ろしラギとサタボーンの思い出話
p.394
WEB:最もたる理由
文庫:最たる理由
pp.425-427
書き下ろしナヴィ視点
p.436
WEB:マントを使い跳ね
文庫:マントを使って跳ね
p.437
WEB:足の運びは悪い。
文庫:足の運びは稚拙だ。
p.437
WEB:周囲の木々に斬りつけ、表皮を削ぎ落とし
文庫:周囲の木々の表皮を削ぎ落とし
p.438
WEB:迎撃するには音くらいしか頼りにできない状況だというのに
文庫:察知するには音くらいしか頼りにできないというのに
p.440
WEB:──十中八九、斧の変化が固有の魔法だな。
文庫:──十中八九、斧を変化させるというのが固有魔法だな。
p.441
WEB:順を追ってブレを押し広げていく。
文庫:少しずつ女神のブレを押し広げていく。
p.445
WEB:空気の弾丸が肩に着弾し、
文庫:空気の弾丸が女神の肩に着弾し、
p.455
pp.223-227の書き下ろしクランテイル視点で交わした会話に応じた台詞内容がネフィとの契約後の会話に4行目から7行目にて追加。
p.457
WEB:ラギとしては怒りはどこに由来しようと怒りは怒りなのだ。
文庫:ラギとしてはどこに由来しようと怒りは怒りなのだ。
p.458
WEB:ナヴィ・ルやその係累よりは信頼できる
文庫:ナヴィ・ルやその手下よりは信頼できる
p.459
WEB:それはね、契約書なんだよ」
文庫:それはね、契約書なんだよ」
「契約書だと?」
「そういったじゃん。意味わかんないわけじゃないよね?」
p.479
WEB:法的にいえば責任能力が無い状態といっても過言ではないだろう。
文庫:法的にいえば責任能力が無い状態だ。
p.494
WEB:恐らくは下半身を動物に変化させる魔法だ。尻尾のあるもの限定だったり変身回数に限度があったりという制限はあるかもしれないが、今はそちらに期待すべきではない。
文庫:恐らくは下半身を動物に変化させる魔法だ。
p.494
WEB:叩き落してやればいい。
文庫:叩き落としてやればいい。
p.497
WEB:下方向に向けて跳ぶ。上に向けて跳んでいた
文庫:下方向に跳ぶ。上に向かって跳んでいた
pp.507-510
書き下ろしられ子視点。られ子視点の二つの書き下ろしは後編に当たるWEB版11話のられ子視点と一部共通しているものの描かれ方は異なる為、順序がそのまま繰り下がってはいない。
p.87「被りついた」→「かぶりついた」、p.146「しわ」→「皺」等の言葉の意味として変わらない漢字と平仮名に関する変更やルビ振りは省略。
p.132 p.293「下剋上羽菜」、p.321「小野寧々」修正無し。