アーデルハイトの関西弁

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「おはようさん」と右手を挙げた。

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「うーっす。話聞いとる?」

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「いやあ、それがなーんも情報入ってきとらへんのよ」

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 彼女は綺麗な標準語を話すことができる。一学期が始まった頃、視察に来た「偉い魔法使い」相手には「普段からこんな感じで話しています」という顔で完璧な敬語を使いこなして受け答えしていた。しかし平時は妙に怪しい関西弁を使い「キャラ作りの一環やね」と嘯いている。

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「人数的にはたぶん二班入るんやないかと思うんよ」

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「当分はお客さん扱いで様子見とこうって話になったんやけど。といっても突発的にメピスあたりが喧嘩売ったりするかもしれへん。なんせメピスやからね」

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「まあ、問題起きた時は級長さんがフォローしてやってな。頼むわ」

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 腕を組み、首を捻り、そして肩を竦めて見せ「なんや一班さんもよう知らんみたいやね」という姿は「オーバーアクションの外国人」というより「関西人のおじさん」が近い。

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「つうても他に知ってそうな子おらんからねえ」

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「とりあえず、一班の考えと共通してたとこはあれやね。人数的に転校生がうちの班に入るんやないかいうことやね。まあこれは大変なことや思うよ」

黒 p.55

「あとはあれやね。ムショ帰りいうんは向こうさんもご存じやったね」

黒 p.55

「こっちも聞いてへんよ」

黒 p.56

「まあ二班入るいうんは、ただ人数的にそうなるんやないって話やからねえ。なにかの事情があれば他所の班に入るいうことだって考えられるわけや」

黒 p.56

「なんかこう……建設的な意見とか出ぇへんの?」

黒 p.56

「いや、これを言い出しっぺいうんはちゃうやろ。皆思てたことやん。なにかいいアイディア無いかなー、せめて転校生のこと知りたいなーって思てたやん」

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「メピスがしょっちゅう喧嘩売っとるからねえ」

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「仲間に喧嘩売ったりせえへんよ」

黒 p.80

 アーデルハイトがコントの台本のような受け狙い全開のものを提出し、そこまでしていたのに全く笑えなかったとか

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 クミクミは雑談というのが全く得意ではない。そういうと「雑談に得意も不得意もあるかいな」とアーデルハイトは笑うが、それは苦手としていない者の傲慢だ。

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「やる気あるのはええことや思うよ」

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「そこまで勝ちにこだわるほどのもんでもないやん」

黒 p.116

「あかんて」

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「いや、なにをいうとんねん」

黒 p.117

「コートラインやん」

黒 p.117

「えっ、マジで経験ないん? ツッコミ待ちで無しに? ネタでいうとるんやないの? バスケとかバレーとかフットサルとかバトミントンとかなんでもあるやん」

黒 p.117

「いやビーチどこにあんねん」

黒 p.131

「いや待てって! 誰かが刀叩き落としたんやて!」

黒 p.131

「怒ったらあかんて! 注文通りやで!」

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「悠長なことしとってもあかんて!」

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「サリーのあれインチキやん」

黒 p.133

「ポートボールの時とかも酷いもんやったわ。分身ならなにしてもええいうんかい」

黒 p.134

「やってもうたなあ、サリー」

黒 p.134

「なんや三班やる気やん。気ィ張ってんのはうちらだけか思てたわ」

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「メピース! 出ィ子なんか放りぃや!」

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「退場は二人だけで充分やからね!」

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 アーデルハイトが「なんやねん」と毒づいた。

黒 pp.139-140

「役立たずいうなら私も早々に脱落したクミクミもそうやね。カナも、まあ、役には立っとらんわな。メピスかて出ィ子にのせられて本筋関係無いとこでずっと走っとったやん。今回ちゃんと自分の仕事したいうたらリリアンくらいちゃうん?」

黒 p.140

「そこで仕事しとったとしてもテティ相手に乱闘騒ぎ起こして退場処分食らったんはアウトやないかな」

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「まあ、無理やね」

黒 p.189

「あんたもそう思うやろ」

黒 p.190

「そら気付くやろ」

黒 p.190

「無理やね。そっちが入るいうなら止めへんよ」

黒 p.190

「……魔王塾、知っとるんやね」

黒 p.192

「そういわれてもなあ。今更改名するわけにもいかんやろ」

黒 p.192

「そらあかんわ」

黒 p.192

「そこまでにしとこうや」

黒 p.192

「魔王塾はやっすい喧嘩なんぞ買わんねん」

黒 p.193

「なにを考えとんねん」

黒 p.195

「しっかし……なんやったんや」

黒 p.202

「なにがずっこいねん。めっちゃ大変だったっちゅうねん」

黒 p.202

 指差された側は居心地悪そうに「なんやねん」と呟いた。

黒 p.203

「生き死にのかかった戦いなんて楽しくともなんともないやろ。なんで襲われたかもわからんとか恐怖でしかないわ。あいつなに考えとんねん」

黒 p.203

「チャンスはどこにでも転がっとるやろうね。今日の晩にでも学校来ればまた角突き合わせることになるかもしれん」

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魔法少女なんやから縄張りの見回りくらいせんとあかんやろ」

黒 p.204

「私の縄張りでもあるやろ」

黒 p.204

「揉め事いうたらメピスも気ィ付けなあかんよ。昨日もテティ殴ってレクリエーションぶち壊しにしてたやん。あれどう考えてもやり過ぎやで。向こうも悪気無いやろうし。なんつうかこの際やから聞くけど昔なんかあったん? なんか意識しとるよね」

黒 p.204

「あ、そうなん。へえ、幼馴染やったんやね」

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「なんでか知らんけどね。コメカミぶっ叩いて、ああこれ殺ってもうたかもしれん思うたけど平気の平左でぴょんぴょん跳んで帰ってったわ」

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「ありえへん。コメカミヘコませてんのを見たんや。よくて朝まで気絶コースやで」

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「そら事後処理はそっちにお任せやね。慣れてんやろ」

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「まあ、それはともかく、なんかの魔法使ったんや思うよ」

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「せやね」

黒 p.205

「まあ、せやね」

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「いや、でも実際電撃バリバリ撃ってきてねんて」

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 アーデルハイトは何度も頷きながら「確かにそれなら筋は通るわな」と呟いた。

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「魔法の過少申告とか虚偽申告なんてのは昔からようあることらしいで」

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「いや、ここはけっこう入学前のチェック厳しいはずやん。ならきっちり調べられとるやろうし、嘘吐くようなやつがいてもさっさと追い出される……思うてたんやけどなあ」

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「表に出とる情報が軒並み信用ならんいうんはけっこうきついわ」

黒 p.207

「多分来よるやろ。涼しい顔して」

黒 p.273

「任せといてや!」

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「なんや!」

黒 p.274

「今それいわなあかんことか!」

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「何匹かに一匹、めっちゃ強いのが混ざっとるで!」

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「やったるわい!」

黒 p.288

「気にせんといてや!」

黒 p.288

「注意せえや! カメレオンみたく隠れとる敵がおんで!」

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「どっちがマシかで競い合うとか不毛過ぎるやろ」

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「気ィつけえや!」

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「なんやねん。こっちのエネルギー盗んでたんかい」

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「資源泥棒やねえ!」

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「ならさっさと頼むわ!」

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「撃ってからいうんは流儀に反するで」

黒 p.292

「ネーミングセンスもどうか思うわ」

黒 p.293

「なんでやねん」

夜に翔ぶ少女達 p.19

「気にしててもしゃあないやん。頑張ろうや」

夜に翔ぶ少女達 p.21

「滑りやすくってんなもんどうすりゃええねん」

夜に翔ぶ少女達 p.21

「これ……ひょっとして三班の地図と入れ替わってたりせえへんかな」

夜に翔ぶ少女達 p.23

「ああ、うん。塾生っていうか卒業生やね」

夜に翔ぶ少女達 p.23

「人によってはそういうパターンもアリやね」

夜に翔ぶ少女達 p.23

「そらまあ同じ釜の飯を食うわけやから」

夜に翔ぶ少女達 p.23

「そらね。そういうの求めて入ったみたいな人も多いし」

二年F組弁当合戦 p.2

「いやそれにしてもおかしいやろ」

二年F組弁当合戦 p.3

「ああ、確かにいわれてみれば性質は全然違うわな」

二年F組弁当合戦 p.4

「センスを見せるってのはどうやろ」

二年F組弁当合戦 p.4

「おやつに使っていい金額は三百円までいうてたやん。三百円の中でどんなお菓子を揃えるか、かなり個人差……つまりセンスが見えるとこや思うで」

二年F組弁当合戦 p.5

「お弁当や」

二年F組弁当合戦 p.5

「いかしたお弁当こさえていけば皆が一目置くようになるやろうね。やるやん、って」

二年F組弁当合戦 p.5

「んなことないやろ。前回、メピスもビビッとったやん」

二年F組弁当合戦 p.5

「ライトニングの巨大おにぎりにビビってなかったとはいわせへんで」

二年F組弁当合戦 p.7

「ほほう。あれが大したことないいうんか」

二年F組弁当合戦 p.7

「つまりメピスはもっとインパクトあるお弁当用意できるいうことやね?」

二年F組弁当合戦 p.7

「じゃあ明日の遠足楽しみにしとくわ」

二年F組弁当合戦 p.7

「いやいや……ちょっと待とうや。なんでそないな話になっとんねん」

二年F組弁当合戦 p.23

「……普通やね?」

二年F組弁当合戦 p.23

「調理の過程が普通やないいうても、弁当として出されたら食うもんにはわからんやろ」

二年F組弁当合戦 p.24

「違うんやて! これ双龍オリジナルブランドの超美味しいやつで」

二年F組弁当合戦 p.24

「滑ってるとかいうなや! こっちは真面目にやっとんねん!」

二年F組弁当合戦 p.24

「決めつけんなや! せめて食べてから判定しろや!」

二年F組弁当合戦 p.25

「あんまり構わん方がよさそうやね……」

二年F組弁当合戦 p.25

「ネットでレシピ探すいうてたな……たぶんネットの闇に触れてしもうたんやろね……」

二年F組弁当合戦 p.25

「何日か経てば元のリリアンに戻っとると思うからそれまで辛抱や……」

二年F組弁当合戦 p.25

「……どうしたん?」

二年F組弁当合戦 p.26

「いや夢でお弁当こさえたってそりゃあかんやろ」

遠藤先生Twitter(2020/12/20)

「なんや藪から棒に」

「ドイツ無実やろ」

「それはそうやね」

「ほう。どんなん考えたんや」

「やめろ」

遠藤先生Twitter(2020/12/25)

「この話続くんか」

「逆恨みやめようや」

「そらそうや」

「でっちあげはともかく前向きなのはええことや」

「悪い予感しかせえへんな……まあ聞くよ」

「ほーらきたきた」

「別の意味で海賊王や」

「もうなっとるわ」

「なにを駆逐すんねん」

「逆恨みやめろや!」

遠藤先生Twitter(2021/07/27)

「なんでヤンマガやねん。そこはジャンプやろ」

遠藤先生Twitter(2021/08/25)

「プロやな――」

遠藤先生Twitter(2021/12/21)

「やっつけたいのやないねん。一人だけ動けんで背負われてるヤツ除いて皆がそれやっとんねん」

「そんだけ口回るなら働けや!」